キャッシングの返済方法の謎!リボ払いにハマるのはどうして?

消費者金融でお金を借りた時の返済方法は、多くの場合、借入後残高スライド元利定額返済方式という返済方法がとられています。クレジットカードの定額リボルビング方式は毎月の返済額が一定の返済方式ですが、スライド方式は、残高に応じて返済額が上下するのが特徴です。返済を重ねて残高が小さくなれば返済額も小額になるので、なんだか嬉しい気もするのですが、実はその分返済回数が増えていると思えば手放しでは喜べない所があります。例えば本来であればあと1回で返せるところを3回かけて返すとすれば、2回分の利息が余分にかかってくることになります。返済回数が多くなる分返済期間も長くなり、その結果利息が増えてしまうというデメリットがあるのです。

クレジットカードなどの定額リボルビング返済というのは、返済中に新たに借り入れても毎月の支払いは同じ額で変わらない返済方法のことを言いますが、この場合、借入額が増えていっても月々の返済は一定というのが余りに気楽なので、どんどん重ねて借り入れをしてしまう人が増えて問題になっています。多く借りても返すのは同じ額だということは、当然その分返済期間が長くなっていないと計算が合わないはずなのですが、「定額○円」というのが目くらましにでもなるのか、完済までの期間についてはついつい考えないようになってしまうようです。多く借りたから多く返すという当たり前の感覚が狂ってしまって、キャッシングやショッピングをつい限度額いっぱいまで借りてしまい、その結果、なかなか終わらない返済に苦しむ人も出てきています。

残高スライド方式も一定期間は返済額が変わらないので、やはりこれと同様に金銭感覚がおかしくなることは起こります。追加融資を受けても返済金額が変わらないとなんだか得した気分になり、さらにそれに加えて、残高が減るにつれて返済金額も減ってくるので安心していたら、実際にはその分自動的に完済が遠のいてしまっていることになります。つまり、予定通りに返済していると利息を余分に払わされているのと変わらないのです。金銭感覚が狂わされた上に利息も多めに支払わねばならないにもかかわらず、何故か利用者は損をしているような気がしないという、なんだか不思議な返済方法ですね。

おかしくなった頭を普通に戻すためにも、ある程度残高が減ってきたら積極的に繰り上げ返済をする方がいいのです。決められた返済計画に従って返すことで頭がいっぱいになっているとうっかり見逃してしまうのですが、モビットではとてもわかりやすく「繰り上げ返済」や「追加返済」ができることを説明しています。月々の返済額はあくまで返済の最低ラインという意味なので、それ以下ではいけませんが、それ以上になることについては全然オッケーだということです。納得ですね。ボーナス月に一度に、また余裕のある時にちょこちょこと入金することも可能です。中には繰り上げ返済を渋る金融会社もあるようですが、これは利息が減ってしまうという会社側の事情によるものなので、利用者側が遠慮する必要は全くありません。とはいっても、そう強気になれないのが借入ですから、モビットのように親切に提案してもらえるとほっとします。

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